なんで今日休み取ったんだっけ…。
と不思議に思いつつ呑気にjubeatしてて、
日が暮れてから休みを取った理由思い出して泣いた。
今日は旧七夕じゃねえか!!!
ごめんよさらさたん一日の半分しかお祝いできなかったよ。
道理で今日は無茶苦茶に暑いわけだ。
きっとさらさパワー全開なんだろうな。
お百姓さんもカエルさんも今日だけは許してね
とか言いつつ気温を60℃近くまで上げて
猛暑で倒れていく人を眺めてにやにやする
そんなドSなさらさもかわいいかもしれない。
・デネブさん
夏の大三角形と言えばベガ(織姫)とアルタイル(彦星)と
そしてもう一人がはくちょう座のデネブさん。
ベガとアルタイルは七夕の主役のお二人ですけど、
デネブさんの七夕における役目とはなんなのか。
それを今日はちょっと語ってみたいと思います。
デネブさんのはくちょう座はちょうど天の川の中腹に位置していて、
白鳥の左右の羽根はそれぞれ天の川の左岸と右岸に接しています。
それはまるで天の川に架かった橋のよう。
七夕神話によると7月7日には大量のカササギの羽根で
天の川に橋が架かり織姫と彦星が出会うことになっています。
そう。天の川にかかるはくちょう座の橋を見て、
古代の人はカササギの橋の伝説を生み出したんですね。
つまりデネブ=天の川に橋を架けるカササギなんです。
要するに↑この下のこいつがデネブです。
ここで冷静に考えてみましょう。
一年に一回しか会えない恋人同士と、
日々さらさに乗られるのとどちらが幸せか。
誰がどう考えても後者だと思います。
夏の大三角形一番の勝ち組はデネブさんなんだよ!
と言うことでデネブ=カササギ説を語ってみましたw
私の中ではネタに近い説だと思ってたんですけど、
安城の七夕リウムではこれを正史扱いで語ってて少し驚いた。
そもそも白鳥とカササギって全然違う鳥だろ。
私はその一点だけでデネブ=カササギ説を否定してたんですけど、
ちょっと調べてみるとデネブ=カササギ説を推してる人は結構多い。
と言うことでデネブ=カササギ説について考察してみます。
中国の古代の七夕伝説を紐解いてみると、
荊楚歳時記ではカササギの橋について語られている。
日本の百人一首にも鵲の渡せる橋に~と言う歌があるとおり、
西暦500~700年頃にはカササギの伝説が成立していることが分かります。
深く調べてないけど後漢の時代には既にカササギ伝説はあったっぽいね。
しかしこの時代中国と日本にはくちょう座と言う星座はありません。
当時の中国と日本は独自の星座体系を持っていたわけですけど、
当時の星座を見るとデネブ近辺の星を鳥に見立てた星座は存在しない。
つまり当時の中国はデネブ=鳥と言う発想はなかった。
必然的に伝説のカササギ=デネブと言う考え方もあり得ない。
次に逆の方向について考えてみます。
はくちょう座からカササギの伝説が生まれたのはあり得ない。
ならカササギの伝説からはくちょう座が生まれたと考えたらどうか。
はくちょう座の成立は紀元前4世紀頃で良いのかな?
カササギの伝説がこれ以前から存在し、その伝説を元に
天の川のデネブ一団を鳥に見立てて星座を作った人物がいた。
これはまあ可能性としては無くはない。
ただカササギ伝説は前述したとおり後漢までしか遡れない。
紀元前4世紀より前にカササギ伝説があったとは考えにくいです。
よってカササギ伝説→はくちょう座の線も薄そう。
しかし七夕そのもの、7月7日に恋人が出会う伝説と言うのは
ギルガメシュ叙事詩まで遡れるくらい古い伝説です。
カササギ→はくちょう座やはくちょう座→カササギは
時系列を考えるとちょっと無茶な発想なんだけど。
鳥が橋を架ける伝説が中国ではカササギの橋になり、
鳥が橋を架ける伝説が欧州でははくちょう座になった。
こう考えると荒唐無稽な発想とも呼べなくなりそうです。
紀元前1000年くらいのメソポタミアで
鳥が橋を架ける七夕伝説の存在を発見できれば
デネブ=カササギ説も一気に真実味を帯びるかもしれません。
七夕は真剣に語ろうとすると大真面目に
古代史の勉強する必要があるからきっつい…。
・あれこれ
ちょっと色々と頑張ってみたいことがあるので
旧七夕の日にスタートを切ってみることにしました。
いやまあゲームとは無関係だから
特にこのブログとは何の関係も無い話だけどw
その関係でしばらくはゲームの時間が減るかもしれません。