chaos;childが(ry
まあと言うことでchild of edenをプレイします。
元々発売日に買う予定だったんだけどなぜか放置してしまったゲームだ。
Rezが楽しかったから続編らしいこのゲームも楽しみにしてたはずなのに。
それはさておき初回クリアしたので感想を書いてみます。
・シナリオ
このゲームは見かけこそRezの続編っぽいですけど、
本質的にはRezの正反対と言えるゲームじゃないかな。
一言で表現すると、Rezの主人公は自分、edenの主人公は他人。
クラブミュージック(踊る人が主役)の中で、自分が好きに音を鳴らすのがRez。
JPOP(歌う人が主役)の中で、自分の鳴らす音を曲に合わせていくのがeden。
前者は作曲の仲間、後者は音楽鑑賞の仲間なので本質はまるで違います。
音楽的な話を続けるのもなんだからゲームで例えると、
RezはRPGでedenはJRPGだと表現すると分かりやすい。
自分が主人公で自由に遊べるゲームだったRPGは、
他人が主役の話を外から眺めるJRPGに変化しました。
その変化を退化と捉える人はRez→edenも退化と捉えそう。
逆にJRPGを進化と捉える人はRez→edenも進化と捉えそう。
私は進化でも退化でもなく別ジャンルになったと考えています。
即ち私の感想はedenはRezとは別ジャンルのゲームと言うことになる。
でまあ美麗な演出と映像に音を合わせていくゲームと言うと、
比較すべきはRezではなくスペースチャンネルの方ではないかな。
と言うことでedenとスペチャンを比較してみると、
edenはエンディングの一番盛り上がるポイントで
操作不能になって眺めるだけになるのが大減点です。
スペチャンはエンディングで音に合わせるゲームから
自分の操作が音になるゲームに見事に切り替えました。
edenは逆にエンディングで音に合わせるゲームから
むしろ自分は音すら鳴らせないゲームになってしまった。
美麗な演出と映像を魅せるゲームで最後の失敗は痛すぎる。
edenもstage1~stage4までは素晴らしかったんだけどなぁ。
と言うことで私の評価としてはスペチャン>eden。
Rezとはジャンルが違うのでそもそも比較不能かな。
・システム
システム面はRezと似てるから比較できそうですね。
Rezと比較するとedenは色々とゲーム要素が強くなった。
特に弾処理を別の操作・別の音にしたのは良い変更点です。
ただ紫ビームは弾処理以外の用途では使って欲しくなかったな。
どの敵に紫ビームが有効なのか見た目だけでは分かりにくくて、
どちらの武器で倒せばいいのか分からなくて無駄にストレスが溜まる。
音楽に合わせてショットするとスコアが上がるのも面白いんだけど、
音楽ゲームとして"離す瞬間と拍を合わせる"操作は面白くないです。
普通に"押す瞬間と拍を合わせる"仕様なら数段面白かったよなぁ。
ロックオンボタンと発射ボタンを別にするだけで実現可能なのに。
あと演出と映像は文句なく素晴らしいと思うんですけど、
難易度が高くて何回も同じ面プレイさせられるのはちょっと。
JRPGで長々としたムービーを見た後に
ボス戦が始まって瞬殺→また長々とムービー
みたいな何とも言えない虚しさを感じてしまいます。
システム面では流石にRezよりは進化していますけど、
進化した故の問題点が色々あって一概に褒められない。
シナリオとシステムを総合して改めて評価すると
スペチャンやRezよりは一枚落ちる作品と言う印象。
とは言えスペチャンやRezが好きなら買って損はないはず。
今まであえて触れなかったけど音ゲーは音楽が重要な要素なので、
スペチャンやRezよりもedenの音楽の方が好きな人であれば
ゲーム自体の面白さも簡単にひっくり返ってしまうはずです。
edenの音楽に嵌れる人であれば十分に名作たり得るゲーム。
まあ私はJPOPと言う音楽ジャンルがあまり好みではないので、
実のところ客観的要素を無視して100%主観で好きな順に並べると
Rez>スペチャン>>>>>edenくらいになってしまいますけど。
別ジャンルのゲームを比較しても仕方がないように、
別ジャンルの音楽を比較してもそれ以上に仕方がない。
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