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さらさ la 3rd

XBOX中心のゲームプレイ日記。

   

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CHAOS;CHILD(5)

初回クリア後タイトル画面に戻ってからリセットして、
翌日から2周目を始めたらクリアフラグが立ってねえw

エンディング見たら強制的にシステムセーブさせろよ…。

と言うことで初回プレイと全く同じ内容の
2周目をプレイすることになってしまいました。
(まあ既読スキップでほぼすべて飛ばせるけど)

2周目だと世莉架の反応がいちいち笑える。

燃やしたいもの→おイモ?みたいな天然系回答って
かわいい答え方をがんばって考えた末の言葉なの?
それとも素であんな答えしちゃったの?ねえねえ。

とか言って黒せりさんを言葉攻めしたい。

面倒だからこれから白世莉架は白せりさん
黒世莉架は黒せりさんと呼ぶことにします。


・「向こう側」と「こちら側」

エンディング直前の久野里さんとの電話に出てくる
「向こう側」と「こちら側」とは何を指しているのか。

もう一度エンディングを見る羽目になったから
今日はこれについて考察してみたいと思います。

「こちら側」については最後の戦闘中に黒せりさんが
どんな人たちかを延々と語ってくれるので分かりやすい。

目的もなく惰性で日々を過ごす人。
真偽不明な情報に踊らされている人。
集団心理に流される"自分"のない人。

ゲーム中では「情弱」と言う単語で表現されていますけど、
私としては「大衆」と表現するのが分かりやすい気がします。

じゃあ「向こう側」とは何かと言うと反対を考えればいいですね。

確固たる目的があり人生をそれに費やす人。
不必要な情報に全く興味を示さない人。
"自分"が全てで他人をまったく気にしない人。

ゲーム中では良い意味で「情強」と表現されています。
また悪い意味では「サイコパス」と表現されている。
大衆の反対語としては「孤立」と表現すべきかな。

この情弱⇔情強の対比は間違いなくこのゲームのテーマなので、
完全クリア後に改めて色々と感想を書いてみたいと思いますけど、
まあそれはさておきこのゲームは後者を明確に否定しています。

「向こう側」に属する人だと作中で名言されているのは黒せりさん。
またもう片方のラスボスである父親も分かりやすく「向こう側」です。

この二人は明確に悪役として描かれ社会から追放(=死)されています。

情報や他人に流されない確固とした自分を持っている人は、
しかし逆に社会に溶け込むことができず社会と衝突する。

だからこそ黒せりさんと父親は"死"しか結論がなかった。


そこで疑問となるのが、主人公はどちら側なのか?と言うこと。

主人公に「向こう側」の本質があることは疑いようがありません。

大衆を否定して自分の目的の為に全てを犠牲にする性質は、
乃々の遺言があっても結果的に止めることはできませんでした。

黒せりさんも主人公の際限のない欲求を感じていたし、
主人公自身が奥底にその感情があることを認めている。

ただし主人公は黒せりさんや父親とは違って、
情報に踊らされ他人に流される一面も持っています。

主人公は「向こう側」「こちら側」両方の性質を持っていた。

では彼は最終的にどちらに属したのか?と言うとその質問に意味はない。

主人公は「向こう側」に属する黒せりさんを生み出してしまい、
黒せりさんを通して社会と衝突する存在になってしまいました。

主人公の本質がどちら側だったかはもうどうだっていい。
結果論として主人公は「向こう側」になってしまいました。

だからこそ最後の心理テストに対しての回答が、
もう"答えを知ってしまっている"になるわけだ。

そして「向こう側」の主人公は最後にシナリオどおり
社会から追放=自殺して終わるのがこのゲームの筋書。

ただこう解釈すると後日談をどう解釈すればいいのか困る。


・雛絵ルート

開幕から全選択肢ポジティブ妄想してみたら
3章文化祭での雛絵妄想で雛絵ルートに突入。

雛絵絡みの妄想を全ポジにするのがフラグかな?

物語が正式に分岐するのは杯田さん襲撃直後からです。

雛絵は襲撃事件から一気に主人公との距離が近くなるので、
その前段階で雛絵ルートに入ってしまうのは少し残念かな。

雛絵ルートではギャルゲ的に雛絵と仲良くなりますけど、
本ルートの10月23日最後の発狂を止めるシーンとか
"乃々よりも弱いビンタ"の方がイベントとして熱いんだよなぁ。

特にきっかけもなくいきなり雛絵が惚れだすから違和感が強い。


雛絵ルートの後半戦で華に係るすごいネタバレがあったんだがw
雛絵ルートの前に華ルートをやるべきだったんじゃないだろうか。

と言っても全く攻略情報がないから行き当たりばったりしかできん。

階段から突き落とされる程度の殺意だとか
包丁持った単なるおばさんがラスボスとか
CHAOSシリーズも随分と平和になったもんだ。

と舐めていただけにラストの超展開には驚いたw

流石CHAOSシリーズ。まるでハッピーエンドにする気がない。

雛絵ルートは1周目は全ポジティブ妄想で終わらせて、
その後に一応全ネガティブ妄想でもう1周したところ、
全ネガ選択だと後日談がないBADEND扱いになりました。

ただ上述したように雛絵ルートは後日談で超展開します。

完全にエンディングのネタバレになりますけど、

主人公と雛絵が和解して平和な日常生活が戻ってきてエンディング。

後日談では白骨化した主人公を抱いた狂った雛絵が描かれて終了。
平和な日常生活は狂った雛絵が見ていた空想だったと言う展開です。

この後日談が無いとBADENDで後日談が有るとベストエンドってなんだよw

本ルートもそうだしこのゲームは後日談で台無しにするのがお約束なのか。


雛絵は黒せりさん曰く最後に本当の世界を見つけたらしい。

主人公も雛絵も幸せだけど傍目からはまるでそう見えない
と言うのは前作のcrying skyを思い起こされる展開です。

本当=情強=孤立は本当に幸せなことなのか?
と言う本作のテーマに沿った内容のエンドだ。

ただエンディング(雛絵の幸せな空想世界)の中では
雛絵が本当も嘘もあるから世界が成立しているんだ、
と全うなまとめをしているだけに少し困ってしまいます。

そのまとめを否定して本当=不幸だとぶちまけるのは
ちょっと強烈すぎて上手く消化することができないな。

テーマについては完全クリア後に改めて感想を書きたいです。
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