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さらさ la 3rd

XBOX中心のゲームプレイ日記。

   

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トラスティベル ショパンの夢(23)

2周して、大体の内容はつかめましたね。
正直まだ、全てを読み取れたとは思ってませんけど。

私の読み取ったトラスティベルの物語。
を、最後に書いてみようかと思います。


この物語の主人公はショパン。

妹を亡くし、また自らも死の淵に立っている
ショパンの見た夢、がこのゲームの舞台です。

戻る所のある旅なのか、
死を認める旅になるのか


現実でのショパンを看取った医者の台詞です。

戻る所のある旅ではない。
最後には当然死が待っているんですから。

ショパンが自らの死を受け入れる旅。
この作品のメインテーマはこれになります。


そして4章でのショパンとポルカの会話。

エミリアさんは生きています。
ショパンさんの心の中に。
ショパンさんの作曲した曲の中に。
その曲を聞いた、世界中の人の心の中に。


肉体的にその人が死んだとしても。
全てが死んだわけではない。人の心の中に、その人は生きている。

この死生観が、この作品の答えなんでしょうね。

ショパンはこの台詞で初めて妹の死を受け入れ、
自らの死をも受け入れました。

この旅が終わる時、自らは死を迎える。

自らの肉体が滅んでも。
自らの精神、自らの描いた夢の世界は消えない。

ショパンの命が消え、太陽が消えた時。
鏡天花は花開いたのです。

ショパンが死んでも、ショパンの夢の世界は生きている。

ここからは自分の勝手な想像になりますが。

妙に"プレイヤー"の存在を意識させられる
この物語の終盤のつくりから考えると。

このゲームを通して、プレイヤーの心の中で
ショパンの夢の世界は生き続けている。

そう言わせたいんじゃないのかな?

鏡天花(曲の)の中には
夢の世界、ポルカたちが生きているのでしょう。


この物語の主題は、これで問題ないと思います。

後は"夢の世界"とは結局何だったのか。
これについての謎に対する答えを書いてみましょう。

ショパンの作り出した夢の世界。

この世界はループしていました。
何度も何度も、同じストーリーを繰り返す。

いや、ループしていた、と言うよりは。
ポルカの死以降、先に進まない世界
と読み替えた方が分かりやすいかもしれません。

不治の病に侵された、14歳の少女。

これがショパンの夢である以上、
ポルカ=ショパンの妹であることに間違いはない。

正確に言うなら。夢の世界に妹が存在していたら、
と言うショパンの妄想が作り出したキャラと呼ぶべきですかね。

今までのショパンは、死の先に道はないと思っていました。

だからポルカの崖落ちが最終シーンで、
その先の物語は展開しなかったのではないでしょうか。

死の先が光り輝いて見えない。
こうショパンが考えたから、エンディングでああなった、と。

なぜポルカが崖から飛び降りる必要があるのか。
これはもう、そう言う宿命だからと答えるしかないですね。

死に向かう少女、と言うのがポルカのキャラ設定ですから。

現実世界の妹がどうあがこうと死んだように。
ポルカもまた、どうなろうと崖から落ちてしまう。

ポルカはショパンの闇を照らす為に生まれたキャラであり。

その身が自由になるのはショパンの死後。
と言うことでもあるのでしょう。


うだうだと語ってきましたが。
とりあえずこれで考察は終わりにしましょう。

もう少し平易にまとめられると良いんですけどね。

もう一回最初からプレイすれば、
おそらく全ての謎に明快な答えが出せると思いますけど。

正直こんな糞ゲー3周もしたくない

何度も読み返さないと理解できない話って、

・難解な内容&主題であり、平易な文章にできない
・作者が力不足で、平易な文章にできない


の2通りあると思うんですが。

このゲームはどちらでもない。
わざと読みにくく書いてあるだけですね。

難しい単語・遠まわしな表現を多用して
なんだか難解なストーリーに見せかける。

そう言う作品があっても問題ないとは思いますが。

人に何らかのメッセージを投げかけている物語で
これをやるのは、馬鹿としか言いようがない。

ストーリーに関しては同人誌レベル、
としか呼びようがないですね。
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