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さらさ la 3rd

XBOX中心のゲームプレイ日記。

   

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インフィニットアンディスカバリー(hardDISC2)

・波乗り王

これも難関実績らしい。

と言うことで経験値up20%をつけて
ビバル坑道を突き進みレベルを上げて。

土属性+ATK200をつけて挑戦。

封印騎士に3連撃+カッティングガボット
バリアが壊れたから鎖を延々と攻撃
鎖が切れた頃に封印騎士が起きる
封印騎士に3連撃+カッティングガボット


津波が来る前に終了w

この実績って津波が来る前に倒せ、
と読み替えた方が良いんじゃないか?

他ボスの○分で倒せ、と言うのと
似たレベルだと思うんだ。


・テンプレート

先日の日記からさらに話を続けます。

RPGのテンプレートを否定するカペルと言う
主人公を生み出したことで、導入部が難解になった。

これ自体は良いとも悪いとも言えない。
賛否両論あって良いと思います。

まあともかく戦う意思のない主人公を
無理やり戦闘に巻き込む、と言う面倒臭さは
DISC1で無事に終わりました。

DISC2以降のカペルは解釈はどうであれ、
常に自分の意思で戦っているはずです。

つまりDISC2は独創的な話ではなく、
未熟な主人公の成長譚
と言うRPGお約束の展開になるわけです。

起 戦う目的を得て、戦う意思に目覚める
承 仲間との交流により精神的に成長
転 戦う目的を失い、戦う意思の喪失
結 仲間との交流により新たに戦う決意をする


まさに起承転結のテンプレート。
当然、分かりやすい展開になるはずです。

しかし。IUDの場合はなぜか
分かりやすい展開にはならなかった。

なぜならと言うと、IUDの起と転では
戦う目的が食い違っているから。

シグムントの死により戦う目的が生まれたのに、
ファイーナの死で戦う目的が失われた。

これは実に変な話です。

仮に、カペルがファイーナのような人たちを守ろう!
と言う目的を持って戦いに赴いたとすれば。

あの状況でファイーナさんが死んだ場合、
月印自体に恨みを抱くのも分かります。

逆にシグムントの意思を継いで
カペルが戦いに赴いた場合は。

シグムントは新月の民ゆえに疎まれて
たいした協力も得られず頓死したんだよ!

となればやはり月印自体に恨みを抱くかもしれん。

戦う目的の芽生えと喪失が同じものであれば、
それがどっちでも分かりやすい話なんですけど。

それが同一でないからわかりにくい、と。


って言うか作中描写でも、ハイネイルの協力が
得られず少数精鋭で挑むことになって
結果シグムントが死んだ、と邪推するのは可能だな。

戦う目的は同一でなければならないけど、
単一である必要はないので。

・ショプロン村まで
巻き込まれただけ

・ファイーナとの出会い
戦う意思(ファイーナを守る)が芽生える

・シグムントの死
シグムントの意志(世界を救う)を引き継ぐ

・シグムント=新月の民だった
シグムントに非協力的だった
ハイネイルに対する恨みが芽生える

・ファイーナの死
月印自体に対する恨み


こう解釈すれば綺麗に通るかな?
この読み方が正しいのかもしれない。

しかしここで重要なのは解釈云々ではなくて。

解釈を必要とするほど分かりにくい話なのに
結果として中身はテンプレートそのまま。

と言う一点に尽きます。

上の流れで私自身はこの物語に納得できましたけど、
結果として生まれたのはよくある物語でした。

戦わない主人公と言う特殊な設定をしたから
分かりにくくなったDISC1と違い。

DISC2は、特殊な設定ではないのに
分かりにくくなった。これが不満だったんです。


IUDは導入部がつまらない、
と言う評価は結構耳にしますけれど。

私自身は導入部の不味さは許せます。
なぜなら一応理由があるから。

私はDISC2の方の分かりにくさが嫌なんですね。

分かりにくい作りをしている上に、
結果としてはお約束の話でしかないから。


私のIUDの感想は以上で終了です。

そうだ、最後に可能性として触れておくと。
>DISC2の分かりにくさも実は狙った表現
と言う読み取り方もあると思います。

カペルの戦う目的があやふやで定まらないのも、
それは実は作者の意図的なもの。

攻略本読むと、それっぽい表現があるんですよね。

人は特に理由もなく変わったりするもの。

だからこそこうだからこう変わる、
と言った理屈っぽい表現をあえてしなかった。

と言うような内容がインタビューから読み取れます。

ただこれはテンプレートの完全否定。
生半可な気持ちで口に出せる言葉ではありません。

仮にこの思想を物語の中心に据えたとしたら。

シグムントが死んでもカペルが変わるとは限らない
ファイーナが死んでもカペルが変わるとは限らない
アーヤとの出会いでいきなりカペルが変わるかもしれない
レオニードの思想にカペルが影響されるかもしれない
最後の選択でカペルが新たな神になることを選ぶかもしれない


全てのイベントにおいて変化する可能性がある。
だってこの人ならこうする、と言う概念があやふやだから。

当然物語は支離滅裂なものになるでしょう。
今までのテンプレートが全く通用しない。

そこまで理解してそう言うRPGを作るつもり
だったなら、それはそれで評価に値しますけど。

IUDはテンプレートでごまかす所は
普通にごまかしてますからね。

お約束のストーリー展開をしておいて、
人間はテンプレートどおりの反応をしない
なんて言われても説得力がありません。

"お約束の表現"を軽く見てしまっているのが
IUDの欠点であり、私の嫌いなところです。

ファンタジーによくある変な表現、と言って
笑いものにするのは良いけれど。

それって数十年間何百人もの人が頭をひねって
生み出してきた展開の集合体なんだよ。

それを否定するなら命を賭けろ。


余談ですけど。

>人は特に理由もなく変わったりするもの

を本気で主題にして作られたRPGがあります。
世界的に糞ゲーと呼ばれる、FF8ですw

スコールは任務一筋→リノア一筋と変わりましたが、
なぜ変化したかの理由付けは全くされていない。

サイファーが魔女の騎士に憧れる理由も
作中で深く触れられることはない。

ラスボスの目的は主人公が興味のないことだから
最後までさっぱり意味不明のまま終わるw

人は特に理由もなく変わったりする。
と言う概念を加えると物語が本当に支離滅裂になります。

FF8をプレイした経験があれば納得できるはず。


しかしFF8は本気でこの主題に取り組んだので、
>こう言う理由があってこの人は変わった
と言う内容を本当に全く語っていません。

大半のキャラは物語の最初⇔物語の最後で
かなり人格が変わっていますが、それに対する解説はない。

リノアがスコールを好きになった理由、なんてのは
一応どの場面でそうなったか語られてますけど。

助けられたことでリノアにどんな心境の変化があったか、
深く語られることは全くないまま話が終わります。

結果として各キャラの信念やら目的が全く語られず、
物語としては何が何だか分からなくなる。

ただ物語の崩壊と引き換えに、物語には
本来ありえないあやふやな設定のキャラを
物語の主役として据えることができ。

最後に時間圧縮で存在さえあやふやになったスコールを
同じくあやふやな存在であるリノアが救い出して、
スコールの存在があやふやではなくなる。

このゲーム全体をひとまとめにする
エンディングがあるから、FF8は神なんだよ!

とFF8を語ると思わず熱くなってしまうので、
この辺りで落ち着くことにします。

FF8のエンディングが神と言うと、
なぜかスタッフロールの話になるから困る。

あれも良いけれど、物語の本質ではないだろう。

FF8に関しては一度延々と語ってみたいんだよなぁ。

1周目と2周目以降の感想が180度変わったのは、
あのゲームが最初で最後かもしれない。
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まみむめも!

  • by VIVA2000
  • 2008/10/30(Thu)02:50
  • Edit
今考えてみると、FF8って主要キャラが誰も死んでないんですね
誰も殺さずに大作RPGのストーリー作るってかなりハンデなんでしょうね


あとプレイヤーキャラがみんな欠点持っててそこにイラッとくるんですよねw
例えばヒロインをFF7と比べてみると、
FF7ではティファやエアリスの女の子としての母性や可愛さ、強さばかり強調されていますが、
リノアはわがままで勝手な一面の方が目立っていたような…?
そういう所が逆に魅力だったような気がします


あとこの時代って、
伏線を張るだけ張って、回収しないで謎を残せば勝手に「名作」としてはやしたてられる
みたいな風潮があった気がするんですが、
このゲームはそういう点で一番おいしそうなラグナとスコールの関係もはっきりさせていましたね



??
結局何が言いたかったのか自分でもわからなくなりましたw
支離滅裂で的はずれな事ばかり書いてすみません
FF8は大好きな作品なので、時間があったらぜひ延々と語ってみてください(←本題

あんたは何野郎なんだい?→さらさ野郎です

  • by ケダチクかわいい
  • 2008/11/01(Sat)02:52
  • Edit
>プレイヤーキャラがみんな欠点持ってて

これがFF8の主題なんですよね。

FF8のキャラはほぼ全員が欠点を持っていて、
プレイヤーが共感できない行動を取ったりする。

ただその欠点を持っているゲームらしからぬ
曖昧な人間像を描くことこそが、FF8の目的なんです。

それに気づいた時FF8の真の魅力に気付ける。

ゲームとしてはありえない行動を取るけど、
素の人間なんてあんなもんだよ。


>投げっぱなし伏線

そう言えばちょうどこの時代ですよね。
ゲームだと最初にFF7がこれをやったか。

壮大な伏線を張っているのに、
答えはないor答えが微妙。

CMの後もまだまだ続きます!
と似たようなもんだ。

"謎"と言う意味ではFF8も、結構色々
語られてないものが多い物語なんですけど。

FF8はそもそも伏線さえ投げてないのが実に潔いです。

幼少の頃から兵士として育てられ
過去の記憶を失っていく状態

スコールって歴代FFの中で
一番不幸設定な主人公だと思うんですけど。

不幸アピールがされてないから、
それにさえ気付かない人が多いんですよね。


FF8について語ると
こうして毎回毎回長文になるのでw

一度思いっきり書いてみたいんですけどね。

プレイ日記の形を取る以上、
リメイクか移植がないと実に難しい…。

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