アイドルマスター２(18)

地獄の特訓の発生条件だけ分からなかったので
それは実績wikiを参考にして解除しました。

単純に死ねばよかっただけかｗ

と言うことで実績コンプ完了。
アイマス２のプレイもこれで終了かな。

遊ぼうと思えばまだ色々とやり込める要素はあるし、
何より春香千早のベストエンド(後日談)を見てないのは
この二人好きとしては考えられないことなんだけど。

う～ん…。

どうせ今回の話だって次回作では無かったことになるんだろ
と言う印象がどうしたって消せないです。賽の河原みたいだ。

最後にプレイ後感想を書いて終わりにしましょう。


・シナリオ

アイマスの続編シナリオとしては及第点です。
普通のギャルゲシナリオとしては可もなく不可もない。
そして"アイドルマスター"のシナリオとしては０点。

一番下を期待していた人（私とか）はがっかりするけど
まあそれ以外の大多数の人には問題ない出来でしょう。

社会人が仕事上深く関わることになった中高生の子供に
つい愛情（or恋愛感情）を持ってしまうことに対して
何の危うさも感じない人の書いたシナリオなので注意。

上の内容に危うさを感じない人は自然に受け入れられるだろうけど、
上の内容に危うさを感じる人は全編Ｐのキモさが目について仕方ない。

その点を除けば物語としては悪くない出来です。

もう散々リメイクして蛇足とマンネリの極みになってる
アイマスのシナリオだと思えばむしろよく頑張ってる方だ。

掛け合いの台詞や営業イベントなんかは面白いので、
物語を深く考えないなら普通に面白い内容です。


・システム

システム面では十分合格点を上げられます。

運要素が少ないからプレイはどうしても画一的になるし
クリア条件（ベストエンド条件）も面倒くさいだけ。

ぶっちゃけそこまで面白いとは言い難いものの、
ＳＬＧの続編なんてこれでも成功の部類です。

実際問題今のシミュレーションゲーム界は瀕死に近い。

ＭＭＯが大流行りしてもＲＰＧは廃れなかったけど、
シミュは完全にＳＮＳゲームに殺されてしまいそうだ。

ＳＬＧの面白さは軌道に乗るまでの過程にある。
軌道に乗るまでの攻略を自分で編み出すのが楽しい。

だから今のネットで簡単に攻略が見られる時代には向いてない。

ＳＬＧのもう一つの面白さは時間をかけて何かを完成させること。

ただこちらはその完成したものを他人に自慢できる
ソーシャルゲームの登場で完全に株を奪われてしまった。

ＳＬＧはネットに殺されようとしてるのかもしれません。
シミュレーション大好きな私は心が痛いです。


何の話をしてるのか分からなくなったから話を元に戻すとｗ

そんな不毛地帯のＳＬＧ界にアイマスの続編を作ろうと決めて、
一応それなりに遊べるゲームを作ったことは十分評価に値する。

ぶっちゃけ今のアイマスにもうシミュ要素なんて必要ないよ。

アイマスＤＳみたいに見せかけのＳＬＧ風味を漂わせただけの
ビジュアルノベルｗにしたって何の問題もないと思うよ。

ただアイマス２は再びＳＬＧを作ろうとした。
それだけで私は合格点をあげたいです。


・総合

シナリオもシステムも決して出来の悪いゲームではない。
しかし総合的に語ると、どうしてもこう言いたくなります。

なんで未完成品のまま発売してしまったんだ…。

こう言うと怒られそうだけど、竜宮小町の三人が
使えないことなんて些細なことだと思います。

一応ゲーム中で使えない理由は語られてるから。

そんなことよりもソロやデュオが組めなかったり
５人ライブすると急に持ち曲が歌えなくなったり
営業の仕事が常に数件しかない理由を教えて欲しいｗ

何と言うか手の抜き方が非常に下手なんですよね。

そこを手抜きしたら確実に不満が出ちゃうだろ、
と言う所をピンポイントで手抜きしてる感じ。

こんな大々的にシステムを変革したんだから
制作者側にやる気がないわけがない。

ただ力が足りなかったんだろうなぁ…。
そして最悪の形の未完成品ができてしまった。


アイマス２を実際にある程度プレイした人なら、
制作者側が手を抜いたなんて感想はまず持たないはず。

本当によく作ってあるよこのゲームは。

ただ作り切れなかったいくつかの要素が
どれもこれも致命的な欠点になってしまってる。

もう少しで名作となりえたのに、実に残念だ。