二周目は一周目の内容に加えて、
他者視点の内容が多少追加されます。
一周目だと完全なネタバレになってしまう
(1章での将軍&梨深視点とか)内容の追加他者視点がいくつかあります。
将軍は自分の命と引き換えに主人公を生み出し、
主人公を覚醒させる為に嫌がらせを始めた。
梨深はその行動に納得がいかず、
(主人公が覚醒すると将軍は死ぬ)主人公を将軍の嫌がらせから守るようになった。
二人の行動理念はこんな感じだったようです。
将軍は自分を最低な人間だと自覚してるし、
だから最後に自分は死ぬべきだと考えているけど。
梨深は自分のエゴを反省してる様子が無いんだよなぁ。
この辺の引っかかりがベストエンドまでの間に
解消されることを願っています。
そうそう。一周目の落ちを知った上だと
非常に不自然になる他者視点がありました。
若手刑事さんと看護婦さんの他者視点会話。
どちらも黒幕の仲間で知り合い
(と言うか恋人同士)なのに、
二人きりでの会話がなぜか他人行儀だった。
この不自然な点に対する回答も2周目で追加。
主人公が特殊能力で見てることに気付いたから、
二人はあえて演技して誤魔化したw
そのオチはないだろうよ…。
台詞はともかく、心理描写で嘘ついちゃいかん。
続いては各キャラ個別のエンドを見ていきます。
最初はまあ、一応ヒロインのルートからにするかな。
・アニマの像(梨深ルート)
9章突入直後いきなりセナと梢死んで吹いた。
選ばれなかったキャラは即死するって
ある意味潔いシナリオ展開ですね。
梨深ルートは梨深の目的が見事に達成されます。
即ち主人公は覚醒せず。
梨深が一人でノアIIを壊して終わり。
主人公を守ってノアIIの爆発に巻き込まれた
梨深を探しに主人公が崩壊後渋谷に旅立つラストは、
挿入歌と相まって素晴らしいシーンになっています。
主にコント的な意味で。
このラストシーンは大爆笑でしたw
梨深が黒幕を倒してくれたから
(もう危険はないから)今度は僕が梨深を探しに行くよ!
成長してるようで全く成長してない男。
渋谷は崩壊してるしセナや梢も殺されてるのに
場違いに明るいノリで歌が始まるから、
本当にコント的な雰囲気が流れると思います。
将軍の"セナと梢の死体は処理しといたから大丈夫"
発言もよく考えると非常に笑える。
大丈夫じゃねえだろw
・daydream(七海ルート)
続いてはこのゲーム唯一の良心である
妹の七海たんを選びたいと思います。
と言うかこのゲームは他のキャラが全員酷いw
梨深 主人公を消すのが目的
セナ IR2と書いただけで殺される
梢 とりあえず誰でも殺す
優愛 とりあえずストーカー
あやせ とりあえず電波正直七海以外は選びたくないぞこれ…。
七海ルートは七海の手首が届けられた直後に分岐。
本来のルートと違ってそこに七海の手首はなく、
外に出てみるとそこにはなぜか七海の姿があり。
七海とらぶらぶな生活を送ることになります。
主人公は七海の切り落とされた手首と言う現実を
受け入れられず、自らの妄想の力で
無事な七海を作り出してしまっていたのです。と言うオチ。
主人公に完全に無視された偽将軍(=若手刑事)の
ぶち切れメールラッシュに吹いたw
最後は主人公が完全に現実から逃避してしまい、
七海と二人で妄想の世界に旅立って終わり、と。
やはりエンディングで場違いに明るい歌が流れますけど、
こっちはその空虚さが逆に良い演出になってると思います。
そういや七海ルートの妄想七海は主人公の産物ですけど、
初回プレイ(Aルート)の妄想七海は結局なんだったんだろう。
七海の死を認められない主人公が作り出した妄想力に目覚めた七海が現実を受け入れられずに作り出した妄想前者だとすると、主人公が昏睡してないのは不自然。
後者だとすると、七海がそんな強大な力を持っているのが不自然。
私は初回プレイの時は後者だと思ってました。
その方が消えるシーンは美しいよね。
・罪過に契約の血を(あやせルート)
続いてはでんぱっぱなあやせさんを。
あの思わせぶりな様々な台詞の全てが、
伏線ではなくただの電波だったのには吹いたw
ただ彼女は電波なだけで、悪い人ではないですよね。
残りの3名に比べたらまだましな方だろ、うん。
あやせルートは8章からパラレルに突入し
(現実には同じ世界かもしれないけど)あやせとともに邪神(邪心)を倒すことが目的になります。
あやせを覆っていた邪心の世界を壊してエンディング。
仮にパラレルでないとしたら、エンディング時点では
何の問題も解決してないことになるんだけどw
あやせ的には全ての問題が綺麗に解決してるので、
パラレルと考えて楽しむ方がいいかと思います。
このルートはもう少し長く書いてくれたら、
かなりの良シナリオになれたのでは。
最後の青い空はベタだけど、良いよ。
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