レガートを倒した後、ショパンは
歪みの中に入ります。
ショパン「死の淵で訪れる自らの精神との対峙…。
今がその時であることに、もう疑いの余地はないでしょう。
あなたたちは…私が作り出した、人形に過ぎない!」自らの精神との対峙…。
つまり自らの精神=アレグレットその他の人たち
と読みかえられますね。
ショパン「私の矛で、あなたたちが貫けるかどうか。
私はそれほど弱い人間なのか」このシーン、"私"と言う単語が
ショパンのことだったりアレグレットのことだったり
するので、結構読みにくいんですが。
私(ショパン)の作り出した人形(アレグレット)。
私の精神(アレグレット)は、
私(ショパン)の力で貫けるほど弱いものなのか。
で、結果ショパンは負けるわけです。
自らの作り出した幻想が、
自らを越えてひとつの存在に昇華した、と。
肉体と精神が離れるための儀式。
私が負ければ、うたかたの夢が色づき始める。
ここでショパンが負けたことで、
夢は夢でなくなった。もうひとつの、現実となった。
・エアーキッスの崖
崖落ちポルカ。
結局ポルカの不治の病と言うのは、
崖から落ちたくなる病だったんではないでしょうか。
いやまあそれは冗談ですが。
海の深淵に飛び込んで闇を照らす。
その為に死ぬのがポルカの宿命であり、宿命からは逃れられない。
死に向かう宿命=不治の病と表現されているのでは。
だって不治の病で死にそうな少女がさ、
巨大なモンスターに向かって
ネザースレイターとか叫びながら傘を振り回すって現実には無理があるだろう。
不治の病ってのは死に向かう宿命、
と考えると確かにショパンも不治の病だ。
ポルカ「宿命でもない…使命でもない。
私の一番大事な人のためだもの…」ポルカは宿命ではない、と自分の運命を否定します。
オープニングでも語りました、この場面。
私の一番大事な人とは、誰なのか。
これはやはりアレグレットではない。
と言うかやはり、
ショパンのことではないでしょうか。
闇を照らすためにポルカは飛び降りるんです。
闇とは何か。ここがショパンの夢なんですから、
それは当然ショパンの心の闇でしょう。
・エンディング
説教スタッフロールは、
中二病満載なんでスルーしますw
誰もが中高校生の間に悩んで、
何かしらの答えを出したであろう問題。
成人した人なら誰もが答えを持っている
問題を、今更提起されても…。
まあその話は置いといて。
ループして幼女になったポルカを、
呼び止めるショパン。
14歳の少女は…!
のくだりはこのゲーム唯一の名言。
いや大真面目です。
この台詞だけは、私の心に永遠に残ることでしょう。
そしてショパンの呼び声に答え、咲くポルカ。
この時ポルカ母は、その場に留まるんですね。
ショパンの精神から離れたショパンの夢の世界には、行かない。
ポルカ母って何者なんでしょう。
ショパンに相当近しい人物。
もしくはショパン自身か。そんな感じがします。
で、ポルカ復活。
エアーじゃないキッス、と。
・かたつむりさんといもむしさん
1周目は見逃したイベントです。
いのちのかたち、についての物語。
本編の内容とはあまり関係のない小話ですね。
まあ全く関連がないわけでもないですけど。
あえて関連付ける必要はなさそうだ。
と言うことで2周目終了。
PR
COMMENT