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さらさ la 3rd

XBOX中心のゲームプレイ日記。

   

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ロストオデッセイ初回プレイクリア後(千年の夢)

クリアしたけど、まだネットは封印。

クリア後イベントも、頑張れる所までは
自分だけの力で進めます。

ここまでしようと思ったゲームは久しぶりだな…。

さて。世界をうろちょろしてたら
無事に千年の夢をコンプすることができましたので。

一挙に感想を書いてみようかと思います。

なんだか歯抜けだと気持ち悪いので。
クリア前に既に感想書いた話も、もう一度書きますね。

もちろん全部の話を長々と説明してたら
日記が数日分に跨ることになりますので、かなり省略気味に。

物語の概要は全部今北産業で書きます。


・ハンナの旅立ち

病弱な宿屋の少女とカイムの交流。
少女は死後の世界に旅立つが、カイムは
その死後の世界を未来永劫知ることはない。


最初に蘇る千年の記憶。

不死者の辛さを想像しにくいプレイヤーに
それを説明するには、ちょうど良い話でした。

皆いずれ死に、また死後の世界で会えるんだ。
と言う常道文句が使えないのは実に切ない。


・勇者の帰還

国と家族を守る為に、戦地で沢山の敵を殺した勇者。
血に染まった手では家族に会えないよ、と悩む。
突然チンピラに刺されて死ぬ。終わり。


マイナーゲームの話で申し訳ないですが、
『街』の高峰隆士のエンディングを思い出しました。

ただ高峰隆士の話は、改心したって今までに犯した罪は消えない
と言うことを表現した死だったと思いますが。

この話の死は無駄死にのような…。

…いや。石の色のくだりを、
物語内にわざわざ挿入したことから考えると。

もしかしてこの話は戦地とは言え人を殺したんだから
当然その人の罪は消えない、ってことを伝えたかったんだろうか?

だとしたら私としては大っ嫌いな話になるな。


・白い花

過去に地震が起きて廃墟になった街。
今では地震の傷跡も忘れ去られましたが、
人々は地震の話を語り継いでいます。


哀しみの記憶は、代が変われば風化します。

そりゃ大事な人を失った哀しみを、
言葉で伝えるだけで共有できるわけありませんからね。

ただ、事実を伝えることはできます。
こう言うことがあった、と記録に残すことはできます。

それを見て後世がどう考えるか。それは自由。

余談ですが。私は、当事者でもないのに
哀しみや怒りや苦しみを語る人があまり好きではありません。


・囚われの心で

牢獄に捕まるカイム。はじめての経験なのに、
昔も牢獄に入っていた気がする。
僕って何者なんだろう?


これはひょっとすると小説とは無関係な話かな?
仮に小説に入れるなら、プロローグとしてか。

私はこの話をDISC4になって、
ほぼラストの段階で初めて見つけたので。

いやあんた散々牢獄入ってたじゃん。
何を今更w状態でしたね。


・母、帰る

旅の行商人に浮気して家出した母親。
で、行商人に捨てられて数ヶ月後に戻ってきます。
そんな母親を、父と子は暖かく迎えるのでした。


この話が私が最後に見つけた千年の記憶でした。

最後が家族もの、と言うのは
本編との兼ね合いを考えると良い感じですね。

話の内容自体は、まあ。
家族と言うものの受け取り方は、人それぞれ。


・嘘つきの少女

父に捨てられた寂しさから嘘をつき続ける少女。
しかし父に捨てられたと言うのも、仕立て屋がついた嘘でした。
仕立て屋から金を奪い、少女は父の元に向かいます。


この話のオチが未だに分からない…。

短い話ですから、間違いなくテーマはあるはずなんですが。
この話で何を言いたいのか、が私には分からん。

誰か良い解釈きぼん。


・さかのぼる民

常に強い東風の吹く草原。
その草原を東に旅する人々がいました。
一旦旅を止めた少女も、結局はまた旅立ったのです。


色々と感想書いたけど全部消した。

私のような若者には、まだこの話の感想を書く資格がないな。

私はまだ、この物語で言うなら
旅を止める前の少女と同じ状態でしかないので。

もう少し年を取ったら。感想書いてみたい。


・「殻」の中の住人

反逆者として牢に閉じ込められ、発狂する人々。
いつしか革命が起き、生き残りの人は救い出されます。
しかし革命家の老人はその眼を失ったのでした。


私こう言うオチって、あまり好きでなかったりします。

物語を通して語られていた試練には見事打ち勝ったのに、
最後にどうでも良いような失敗で全てが無になってしまうパターン。

まあこの物語のテーマである、人が諦めなければ
どんな場所にも希望がある、と言うのは簡易に説明出来ていると思います。


・饒舌な傭兵

戦地で、死の恐怖から饒舌になる少年兵。
お前うるさいから帰れよ、と皆に言われます。
皆も帰ろうよ、と提案する少年にカイムは仕事だから、と伝えました。


段々ストーリー紹介が適当になってきたなw

若者は何よりも自分の命が大事です。
命さえ残っていれば、いくらでもやり直せるから。

逆に老人は、命より大事なものも
いくらでもあるはずです。

どちらにしろ間もなく終わる命であれば。
自分の信念に従ったまま人生を終えたい。

私はまだ、若者の心境なのかな。
実際何歳位になったらここが反転するんでしょうね。


・忘れないでね

記憶を失い、少女の時だけの記憶が残った老婆。
カイムは少女として、その老婆の遊びに付き合います。
そして老婆はそのまま死んでいったのでした。


記憶を忘れる、と言うのは幸せなのか不幸なのか。

それは定かではありませんが。
生きてきた記憶を失う、それは死と同義なのかもしれません。

逆に言えば。ベタベタな台詞を吐きますが、
その人の記憶が残っていれば自分の中ではその人は生きているんですね。


・弱き者からの手紙

古い村に嫁いだ肌の色の違う異人の娘。
彼女は迫害にあい、子どもを残して自殺します。
しかし数百年の後。その村には二種類の肌の色をした村人が共存していました。


なんだかカイムのキャラが違うと思ったら、
この話はカイムがまだ若かった頃(?)の話だったのか。

この話に明るいエンドマークを打てるのは、
千年生きる主人公ならではですね。

村社会とか良く分からない私は、葬式終わったら
また二人で村出てけばいいじゃん、と思ったりします。


・晩鐘

農場で働くカイム。平凡ですが充実した日々。
けど俺は普通の人間じゃないから。
と、カイムはその農場を去ったのでした。


本編の感想でも触れましたが。

普通の人は生き抜くことそれ自体を
生きる目標に変えることができるけれど。

不死の人はその目標を持つことができない。


・遺影画家

人の死後直後の肖像画を専門に描く画家。
そのものを写し取る為、死者や遺族に感情移入してはならない。
けど自分の息子が死んだ時は泣いちゃいました。


人の死を客観的に見ないとならない時もある。
けれど全ての死を客観的に見ることもまた、不可能。

息子の肖像画は、本来の遺影画とは違えど
それもまた死後直後の空気を完璧に写し取った作品だと思いました。


・挽歌の島

はるか昔、戦争と言う名の惨殺が行なわれた島。
数百年の前の話。今は平和な無人島です。
…ところが。夜になると島全体から、歌声が!


ホラー小説第一弾w

埋められても歌声が響き続けるって、
某古典漫画にそのままありましたよね。


・英雄

戦地で数千人の人を殺した英雄。
英雄はそんな自分に嫌気がさし、軍を抜けます。
そして英雄は羊の部隊を率いる牧場主となりました。


勇者の帰還と同じ内容を、
改めて焼き直ししているとしか思えません。

勇者の帰還よりはこっちの結末の方が好きですけど。


・コトばあさんのパン

戦場になる畑で、一人小麦を作り続けるばあさん。
どうせ死ぬ命なら、自分の仕事を続けたまま死にたい。
カイムは命がけでばあさんの畑を敵から守り抜きました。


饒舌な傭兵と同じ感想で。

ただこの話ではカイムは、どちらかと言うと
饒舌な傭兵の若者の立場に立っているんですよね。

ここで命の使い方、をコトばあさんに学び。
そしてその後に饒舌な傭兵の話があったと考えるのが自然かな。


・さらば、相棒

カイムと一緒に旅に出たい、と言う若者。
しかしその時妻が子どもを身篭ってしまい。
結局若者は村に留まることにしたのでした。


さかのぼる民と一緒に読むと良い話ですね。

旅への憧れを抱きつつ村に残った男と、
家族への思いを抱きつつ旅立った女。

夢を諦め平凡な暮らしを送るか、
目標に向かって険しい道のりを進むか。

どちらもまた人生。


・殺戮将軍の悲劇

敵国の人間は民間人を含め皆殺しにする将軍。
そんな将軍がある日恐ろしい寄生花に襲われます。
将軍の体を媒介に成長する恐怖の花!


ホラー小説第二弾w

英雄との対比的な話なんでしょうけど。
こう言うホラーめいたことするとテーマがぼやけちゃいますよね。


・グレオ爺さんの話

両足のない靴職人。自分の代わりに
世界を旅してくれる靴を作るのが、彼の人生でした。
そして爺さんは死出の旅路に向かいます。


夢の全てが叶えられる人生はありません。
誰しも夢を諦めたり、代用品を見つけたりします。

夢を諦めることが不幸だとは私は思いませんが。

人生の旅が終わって新たなる世界に向かう時。
人は重荷を下ろして初めて真の人生を遅れるのかもしれません。

と言うかこの話とハンナの旅立ちのテーマは
実は同じものなのかもしれないな。


・光の雨

田舎の島から、都会のある大陸を見つめる少年。
都会は光り輝いていて、少年の目には魅力的に見えました。
しかしその光の雨の下は、戦争の真っ最中だったのです。


思い描いていた理想と、実際にそれに触れた時の
現実と言うのは良くも悪くも違うものです。

光の雨、と言う夢に描いていたものに
触れた少年は、その瞬間命を落としてしまいました。


・命の順位

不治の病が流行している国がありました。
いや、薬を飲めば治る病ですが薬の数は少ない。
国を守る兵士に支給された薬を、その兵士は苦しんでいる子どもに与えたのです。


誰かを助けるのに理由がいるかい?
とどこぞの大作RPGの主人公さんも言ってましたね。

しかし、もしも自分の息子も既に病気にかかっていたとしたら。
この兵士さんは一体どんな判断を下したのでしょうか。

と言った所が語られていないので、片手落ちな話でした。

この話だけでは、本当の意味で命の順位を
否定したことにはならないので。


・天国に一番近い村

鉱毒に侵されていて、人々が次々と死んでいく村。
村人たちはたくさんの子どもを作り。
一人でも生き残ってくれることを願いながら、死んでいくのでした。


幼女孕ませまくりとかまさに天国に一番近い

真面目に語るなら。最後まで村人たちに
鉱毒の存在を教えなかったカイムに驚きました。

いやあんたそれは酷すぎるだろ。

死生観は人それぞれであり、その村の人々が
鉱毒に侵されて死ぬことを納得しているのであれば、
確かにそれ以上口を出さないと言う考えも理解できますが。

何で死ぬのか分かってない人たちを見て、
理由を教えずに立ち去るのはエゴにもほどがある。


・天のつぶて

天のつぶてと呼ばれる滝に当たり続ける修行。
少しでも意識がそれると、その瞬間体は滝に押し潰されてしまいます。
弟が滝に潰されて溺れても意識をそらさなかった兄は、修行を成功させました。


ある意味遺影画家と同じテーマなのかな。
情に流されたのが画家で、修行を達成したのが兄。

似たような内容でも見方が変わると感じ方も変わりますね。


・道しるべ

不治の病で、後は死を待つだけの少女。
彼女は死の苦しみを耐える為、麻薬を服用していました。
最後の瞬間、カイムは麻薬を与えず彼女の手を握ります。


忘れることが幸せなのか。
と言うテーマも結構多いですね。

過酷な運命を受け入れることは辛いことだけれど。
けれど、真実を知ることを望む人は多いと思うんです。


・壁の向こうに

戦争の結果、"壁"で二つの地域に分けられた国家。
それぞれが別の国として統治されていましたが、
一つの国に戻ることが決定されて壁が壊されましたとさ。


言うまでもなくモチーフはあれです。
実際に本文読むと細かな状況まであれのまんまです。

さて。この話は、幼い頃から壁の向こうは
敵の国家だ、と教えられてきた少年が。

そうではない、壁の向こうの人も同じ人間だ、
と気付くのが内容の全てだと思うんですけれど。

わざわざ"壁"を使う必要はあったんだろうか?

この話だと、読み手は間違いなくあれを想像しますよね。
まだ記憶に新しい。両国の状況さえも鮮明に思い返せます。

壁が崩れての感動話なんて飽きるほど聞きましたし、
逆に壁が崩れての問題点、もたくさんありました。

様々なことを知っているだけに、
逆にそれがこの物語の内容をぼやかしてしまう。

別に壁でなくとも柵だって良かったわけですし。
壁を使うにしても、時代を現代にする必要は全くなかった。

あれと対比させたのは無駄にしか思えない。


・七十五年の蝉時雨

七十五年間土内で幼虫として羽化の時を待ち、
その後一年の間だけ泣き続ける蝉。
その蝉を守る為だけに。命を懸ける村の話。


75年ですからね。今年の夏聞こえた蝉の音は、
自分が守った蝉の音ではないですし。

逆に自分が守った蝉の音を、自分が聴くことはない。
だから逆に守りたい、と言う気持ちが芽生えるんですね。

自分の中だけで完結する話であれば、
確かに蝉ごときに命を懸けるのは馬鹿らしいんですが。

祖先から受け継ぎ子孫に伝えるもの。
それを命を懸けて守るのは全くおかしくない。


・待ち人来たりて

都会で成功を収めた息子の帰りを待つ母。
田舎に戻ると言うお尋ね者を始末する任務を受けたカイム。
そして二人の待ち人は、やってきました。


母も気付いていた。
それだけで一気に好きな話になりました。

息子の全てを受け止めて。それでも愛す。
まさに無償の愛、ですね。


・はずれくじ

少しでも素行の悪い少年は"はずれくじ"として
隔離し、牢獄に閉じ込める国がありました。
しかしその少年らが火事を救い。やがてその考えは改められた。


流石に全員帰還は無理があるような…。

と思ったけど、まあ収容されて動ける状態だった
少年は十数名しかいなかったとかなら納得できるかな。


と言うことでセスとミンの話を除いた
全千年の記憶の感想を一挙に書いてみました。

あえて順位付けするなら、好きな話は

1 待ち人来たりて
2 遺影画家
3 七十五年の蝉時雨


逆に嫌いな話は

1 壁の向こうに
2 天国に一番近い村
3 勇者の帰還


ですね。

やっぱり好きな話より嫌いな話の方に性格が出るよなw

一言付け加えるなら。

この感想書く時は、ひとまず各話のタイトルだけコピペして、
タイトル見ながら話を思い出していったんですが。

一個もどんな内容だったか思い出せなかった話はありませんでした。

それだけ内容は濃かった、とは思います。
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